6月3日、兵庫県尼崎市の神社で男性同士のカップルが神前結婚式を行いました。
神前式が行われたのは、尼崎えびす神社。
大半の神社が信仰上の理由で同性間の挙式を受け入れていない中、なぜ尼崎えびす神社は同性カップルの結婚式を受け入れたのでしょうか。
この記事では、尼崎えびす神社の場所と、同性カップルの結婚式を受け入れた理由について調査しました。
同性カップルが神社で神前挙式
6月3日、兵庫県尼崎市の神社で、男性同士のカップルが神前挙式を行いました。
はかま姿で登場した2人に、参列者から「立ち会えてよかった」「おめでとう」と祝福の声が挙がったとのことです。
2人は尼崎市の「パートナーシップ宣誓制度」で婚姻に準じた関係と公認されました。
しかし2年後、神社本庁を母体とする政治団体・神道政治連盟(神政連)が差別的な文書を自民党員に配っていたことが明らかになります。
同性愛は後天的な精神の障害、または依存症
このように記された文書に、松浦さんは「身近な存在だと思っていた神社に裏切られたような気持ち」がこみ上げたといいます。
このことをきっかけに、問題提起の思いを込めて挙式できる神社を探したところ、唯一受け入れてくれたのが『尼崎えびす神社』だったということです。
尼崎えびす神社の場所はどこ?
男性カップルが挙式した尼崎えびす神社は、尼崎駅から徒歩で4分のところにあります。
〒660-0884 兵庫県尼崎市神田中通3丁目82
大きな鳥居がある公園や、神社の御朱印もかわいいと評判です。
同性カップルは神社で挙式できない?
神道関係者によれば、以下の信仰上の理由で大半の神社は同性間の挙式を受け入れていないようです。
- 男女の前提が崩れると本来の神事ではなくなる
- 祝詞の内容には古事記の『国生み神話』が含まれる
では、なぜ尼崎えびす神社は同性カップルの神前式を受け入れたのでしょうか。
尼崎えびす神社で同性カップルが挙式できた理由
東京の神社本庁「神道の考えには、同性婚を肯定するものも否定するものもない」
→同性間の挙式受け入れの可否については各神社に判断を委ねる姿勢を示した
尼崎えびす神社の太田垣亘世宮司は「偏見もなければ特別視することもなかった」といいます。
海外生活が長く、神職として現地で神前結婚式に立ち会った経験もあるという太田垣宮司。
海外では、異教徒間や夫婦別姓など、挙式のあり方は多様だったそうで、ゲイやレズビアンカップルもたくさんいるそうです。
太田垣宮司が受け入れてくれたおかげで、今回の同性カップルが日本の神社で神前挙式を行うことができたのですね…!
世間の反応
ご結婚おめでとうございます!!うるうるしますね🥺
— ナッツ (@takoyaki121234) June 3, 2023
ついこないだ、うちの母から新聞記事が送られて来たのですが、
とても嬉しく読ませていただいていました👏神戸新聞、載せておきます。
そして!!今日だったのですね!
素晴らしいお天気で😭よかった!
幸せな気持ちになりました✨👏 pic.twitter.com/c8sCwlFzK9
多くが断ってるのか〜。お賽銭はきっぷよくと思っていた派ですが、こんな神社ばかりならお賽銭も考えてしまいますね。
— 鳥居京介 (@hototogisutobu) May 29, 2023
川崎市・金山神社もジェンダーフリーを応援して下さっててステキですよね✨✨かなまら祭り、いつか参加してみたい!(´▽`)ノ
— スカラ兵衛 (@sukalabei93) May 29, 2023
まとめ
尼崎えびす神社の場所と、同性カップルの結婚式を受け入れた理由について紹介しました。
性別や宗教にとらわれず、誰でも自分が望む挙式を挙げられるのも、そう遠くはない予感がしますね…!
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