札幌のホテル『レッツすすきの』で男性の頭部が切断された遺体が発見された事件。
様々な報道機関が情報を発信していますが、その中でHBC北海道放送の報道が「非常識」といわれています。
HBC北海道放送は今回の事件においてどのような表現をしていたのでしょうか?
この記事では、レッツすすきの殺人事件にお北海道放送の報道内容について調査しました。
レッツすすきの殺人事件
この事件では、札幌すすきののホテルで頭部が切断された男性の遺体が発見されています。
事件が起こった当初の報道では、ホテルで男性の遺体が発見されたという情報のみ報道されていました。
それが3日昼頃に、遺体が頭部を切断されていたという情報を明らかにしています。
HBC北海道放送の報道とは
物議を醸しているHBC北海道放送の報道は、次の写真です。
男性の遺体が運ばれる様子について公開しているのですが、人や物の隙間から確認した遺体らしき写真に「遺体とみられるもの」と記載し赤丸で囲んだ写真を掲載しています。
HBC北海道放送は非常識?
このHBC北海道放送による記事には違和感を覚えた人が多数いたようです。
「遺体と見られるもの」に赤丸して配信するなんて、どんな報道機関だよ? 非常識にも程がある。
赤丸で強調する意図がわかりませぬ
この記事の写真、本当に必要ですか?
赤丸は…ちょっと…
※引用元:Yahooコメント
HBC北海道放送は遺体を“モノ”扱いしている?
NHK文化放送研究所によれば、事件や事故のニュースで出てくる「遺体」と「死体」ということばの使い分けは「遺体」を使うようにしているとのことです。
「死体」の対語は「生体」で、どちらも即物的な語感が強いことばです。これに対して、「遺体」は人格を主体にした言い方で、辞書の中には「死体よりていねいな言い方」「死体に比べて、死者への敬意がこめられた表現」などと説明しているものもあります。このため、一般的には「遺体」を使うほうがよく、放送でもできるだけ「遺体」を使うようにしています。
ことばのハンドブックP14参照
報道する側は亡くなった方への尊厳にも意識しているんだね!
HBC北海道放送の報道は間違っているというわけではないかもしれませんが、「遺体といわれるもの」という表現や、写真に赤丸で囲んで遺体を強調し掲載することには、不謹慎な表現に感じてしまう人もいるようです…。
まとめ
レッツすすきの殺人事件におけるHBC北海道放送の報道内容について紹介しました。
被害者の身元がわかっていない段階とはいえ、「遺体とみられるもの」という表現にも違和感を覚えます。
知名度のある報道機関だからこそ、人間に対する尊厳をもって報道していく必要があると改めて感じた次第です…。
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